【感想】『たまらないのは恋なのか』信頼から始まる恋を描く健全BL漫画|キス止まりでも刺さる理由

BL漫画

こういう作品を中学の時に読むべきだった!

キス止まりで、
それでもちゃんと 「信頼することの難しさ」 を描いてくれるし、
重くなりすぎず、すごく読みやすい。

激しめBL読みまくってた人には正直かなり焦れると思う笑
でもその分、キュンキュン度MAX

恋焦がれたい気分の時に読んで欲しい
BLだけど、カテゴリー少女漫画の魅力ガッツリ語っちゃうぜ!

  • エロなしで、BLを読みたい方
  • 誰にも信頼されなかったヤンキーが攻めの思いに動かされる姿をみたい方
  • 学生同士の甘く純粋な恋愛をみたい方

あらすじ

喧嘩に明け暮れる日々を送る美澄青葉はたむろしていたヤンキーを横目に関わらないようその場を後にしようとする。しかし、そんなヤンキーに声をかける優等生の北原陸。いかにも喧嘩慣れしていない姿に自分が喧嘩を買うこと・・・・
見返りなんて求めていなかったが、それをきっかけに北原からの猛烈アプローチを受けることになった。周りから恐れられ、大人からも見放された美澄に初めて恐れず、しつこくついてくる北原に本来の美澄の性格が少しずつ垣間見れるように。
無鉄砲な優等生と喧嘩の日々から抜け出せなくなっていた美澄の信用と信頼が生み出す初恋の話!

感想

健全!男同士の少女漫画、爆誕!

キュンとする恋愛要素はもちろん、
“人に信頼してもらえること”の嬉しさがしっかり描かれていて、
BLだけど読後感はかなりやさしい!

基本はキス止まりだから、ガチ勢的には正直焦らされている感もあるけど(笑)
そのもどかしさが人との距離感に慣れていない美澄のキャラ設定と噛み合っていて、最高!

とはいえ、「押し倒しシーン」(服は着てる)とか、
実はドキドキするスパイスもしっかり仕込まれている (←助かる)

少女漫画に分類されているのも納得のクオリティで、入門の一冊としてもかなりおすすめできる本作。
私が特に「たまらない!」と感じたポイント言ってく↓

信頼してくれる嬉しさ

誰にも信頼してくれない時に、
たった一人でも「信頼してくれる人」がいるとそれだけで救われることってあるよね

それをしてくれたのが北原なのよ

美澄は本当は、めちゃくちゃいい子で素直なのよ
ただ、一回やさぐれちゃっただけで、喧嘩が絶えない日々になって、
周りには怖がられて、教師にも見放されてしまう。

喧嘩はもちろん良くない
でも喧嘩をしてしまった理由ってのがあるのも事実

それでも一度「危ないやつ」ってレッテルを貼られると、
どんなに真剣に話しても誰も信頼してくれない

一度そうやって突き放される経験をすると、
人は思っている以上に、
期待すること自体をやめてしまうんだよね。(←経験談笑)

そんな人間不信みたいになっていた美澄に北原は空気を読まずに声をかけてくる。
この時の美澄の感情は、「うっさい」「しつこい」「めんどくさい」
たぶんそれだけ。

でもここで諦めない北原

・酷いこと言われてもめげない
・周りの美澄への評価で態度を変えない
・めっちゃ追ってきて、逃げても追ってきて、否が応でも話してくる

その積み重ねで、「ちょっとうざいけど、なんか気になる存在」になっていく。
そっから、喧嘩に巻き込まないようになんて気を使いたくなる存在になっていくのね

普通なら、「危ない目に遭いたくないし距離置こ」って思う。
自分の安全が一番だから。

でも北原は、怖さがないわけじゃないのに、それでも「一緒にいたい」と言ってくれる。
その行動の積み重ねが、「この人は信じてもいいかもしれない」に変わっていくんだよ

ここまできたらもう早い

期待して、自分で否定して、それでも変わらず向き合ってくれる北原を見て、
最後に信頼できるようになる。

そんで一度信用したら、もう心ガッバガバ!

野犬が、甘えん坊の子犬になったレベルで、
嫌われないように行動するし、かわいい面を北原にだけ見せるようになる

その姿が可愛いってのはもちろんなんだけど、
それ以上に嬉しいのは、心から信頼できる相手ができたこと。

それは自分が「信頼されないこと」も「信頼してくれること」も経験したからかもだけど、
自分の意見をしっかり聞いて、叱ってくれる時は叱って、守ってくれる時は守ってくれる。

そんな心の底から信頼できる北原の存在に感謝する美澄にめっちゃ共感できた。

天然で無自覚強引な攻め

人に期待しなくなった人の心って、
相手の顔色をうかがいながら距離を詰めてくるタイプじゃ、まず開かないと思ってる。

だってそもそも、
「信用できないから人との関わりを避けてる」状態なわけで(笑)
まぁそこに喧嘩に巻き込みたくないからってもの美澄の場合はあるんだけどね

だからこそ、
北原みたいに相手の反応を気にせずズカズカ来る人が、
最初のきっかけになれるんだよね。

北原は「正しいから」「可哀想だから」じゃなくて、
「自分がしたいからする」ってスタンスで美澄に関わり続ける
否定されても、冷たくされても、それでも距離を詰めてくる。

正直、相当メンタル強くないと心折れると思うし、
しかもヤンキーに絡まれるリスクまであるからね。
そこはもう尊敬しかない。

それでも北原は、
美澄を頭ごなしに否定しない。
間違ったことをしたらちゃんと叱るけど、それは心配からで、決して見捨てない。

義務感でも、正義感でもない。
「本当に仲良くなりたい」って気持ちが、
ふとした仕草や一瞬の表情、判断から自然に伝わってくる。

言葉で「信じろ」と言わない代わりに、
行動で「裏切らない」を繰り返してくれるから、
美澄は少しずつ北原を信頼していくんだよね。

そして、美澄にとって
本音を出せる相手も、甘えられる相手も北原だけになる。

だから素直に弱音を吐けるのも、
気持ちを言葉にできるのも、全部北原の前だけ。(ニヤニヤ)

もう視界に入ってるの北原だけなんだよな〜。
親と子じゃないけど、
子供が「ママ〜」って甘える距離感を、恋人でやってる感じで……
エモすぎる!

そんな美澄に理性を揺さぶられる北原。
個人的には理性壊れて欲しいんだけど、それじゃ美澄がびっくりしちゃうからね〜

そんな今まで振り回していた北原が
恋人になってからは、違う意味で振り回されちゃう
北原の溺愛っぷりを堪能してほしい!

総合おすすめ度❤️❤️❤️❤️♡
BL初心者向け❤️❤️❤️❤️❤️
キュン度❤️❤️❤️❤️❤️
イチャあま度❤️❤️❤️❤️❤️
エロ❤️♡♡♡♡

これが好きならおすすめしたいBL漫画 

ねこは猫らしくあれ(ときたほのじ)先輩✖️後輩のイチャ甘学園生活
大の猫好き。でも大の猫アレルギーを持つはるは猫にそっくりな先輩ひいらぎと出会う。猫に触れられない辛さを先輩で補おうと接触を図るも適当に交わされる日々。そんな時、先輩の秘密を知り、一気に距離が近づくことに。
最終的に猫系の柊が犬系の陽に翻弄されちゃうこれまた溺愛系学園ストーリー!

メイジー・ラヴを纏って(くれの又秋) 受けの本質が素直!
女遊びの激しい大学生の敦が女の子とのノリで入ったゲイバーでの、品も常識もない最低な態度と発言への躾から始まる、モテメン日高とのラブストーリー。
日高と関わっていくことで、最低な遊び人の面だけでなく学生らしい素直な面も垣間見えて、日高好みに成長していく姿が攻め的には最高にそそる作品。

最後に

「信頼」をするって思っている以上に難しい。

北原みたいな
嫌がられても、距離を取られても、それでもそばにいて話しかけてくれる人って、
実は無意識のうちに人を救っている存在なんだと思う(笑)

だからこそ
小学生、中学生、初めてBLを読む人の” 最初のステップ “にして欲しい。

それに恋焦がれたい気分の腐男子、腐女子のみんなさん!
エロないからまじで焦れるけど、その焦れさえも楽しみながら、キュンキュンしてみてくれ

コメント