自分でも気づけないほどしんどい時に、全部を肯定して、時には自分のために怒ってくれる――
その愛が胸に刺さって涙が止まらない。
最後は幸せで満たされる、あめきり先生の心ふるえるハピエンの感動作品!
登場人物
岸田 粋(きしだ すい)
高校2年生。
黒部春虎と寮が同室の先輩。
寮生活の中、一年前に同じ部屋の先輩にゲイバレしてから学校中に広まって揶揄われながらも笑顔で誤魔化して過ごしていた。
黒部 春虎(くろべ はるとら)
高校1年生。
寮に入って初めての同室が岸田粋。
粋がゲイと知っても変わらない態度で接してくれて、粋が苦しんでいることにすぐに気づいてくれた唯一の人物。
ストーリー & 評価
高校一年の時、同室の先輩にゲイバレした粋。悪意のある言葉や揶揄いに心をすり減らしていたが、新しく同室になった黒部春虎と出会う。
周囲のせいでまたもゲイバレしてしまった粋だが、春虎の反応は予想とは違いもので…
一人で抱え込んでいた痛みを乗り越え、黒部と共に自分を大切にできるようになる――
キュンとしつつも、思わず涙がこぼれるイチャイチャ成長ストーリー!
| 評価基準 | |
| BL初心者向け | ❤️❤️❤️♡♡ |
| エロさ | ❤️❤️❤️♡♡ |
| キュン | ❤️❤️❤️♡♡ |
| 泣ける | ❤️❤️❤️❤️♡ |
| おすすめ度 | ❤️❤️❤️❤️♡ |
感想
ゲイであることをずっと揶揄われてきた粋が、春虎と出会って“自分を肯定できるようになっていく”流れが本当に泣ける
思春期って、性的指向が揶揄われることって普通にあるけど、
それって本人からしたら心臓をぎゅっと掴まれるくらい痛いことなんだよね。
周りは軽い冗談のつもりでも、粋にとっては大きな傷だったはず。
だからこそ、春虎みたいに “当たり前のように受け入れてくれる存在” と出会えたのって、
粋からしたらもう救いそのものなんだよ……泣くよこんなの。
春虎の反応を見た瞬間の粋の表情、
安堵と嬉しさが入り混じってるあの心理描写、胸がぎゅっとなる。
春虎と関わることで、知らないうちに自己否定していた粋が“誰かのために自分を変えていく”尊さ
ずっと小さな学校という世界で自己防衛しながら生きてきた粋が、
春虎のために、そして自分のために変わっていく姿が尊い。
揶揄われないか、春虎に迷惑かけないか──怖いに決まってる。
それでも勇気を振り絞る粋の姿に、こっちは涙ぼろぼろ。
付き合った後も、過去の嫌な記憶が蘇るのに、
「春虎を信じて前に進む」という選択をする粋が、本当に強い。
二人の関係が互いの“支え”になる構図が最高に美しい
てっきり粋が一方的に助けられてると思いきや、
春虎のメンタルを支える粋の姿もあって、
この二人、もう出会ってくれてありがとう……ってなる。
粋が変化したことで周りの空気が少しずつ優しくなっていく描写もあって、
春虎のかっこよさと粋の成長がどんどん見えてくるの最高。
キュンポイント以上に、 “苦しみを乗り越えた喜び” と “二人が幸せになる姿” に泣ける作品!
恋愛の甘さだけじゃなくて、痛みと成長がちゃんと描かれてて、読後感がもう……
温かい涙が止まらん。
あめきり先生の他作品
「ハツコイノオト」(一巻完結)
恋愛がよくわからなかった笑也は、友人の失恋をきっかけに恋について調べ始める。
そこで偶然見つけた「同性に恋した男子高校生」の日記ブログ。
読んで感傷に浸る笑也だったが、その投稿主が同じクラスの一匹狼・三条だと判明して…?
日記を通じて少しずつ縮まる二人の距離。
甘くみずみずしい想いが忘れられない、青春感動ストーリー!
あめきり先生の作品には毎回泣かされているけど、
個人的には「レンアイサイド」の傷を抱えた二人が幸せになる姿に大号泣!
絶対読んでほしいストーリー!
「レンアイサイド」(一巻完結)
「ハツコイノオト」の三条の友人、歩夢の物語。
ずっと想っていた相手に振られ、新しい恋に踏み出す決意をするが、マッチング相手は予想外で危うく犯罪に巻き込まれそうに。
そんな時、助けてくれたのは三条の嫌味な友人・龍。
素直になれない二人の関係の中で、互いの心の傷に触れながら紡ぐ、つーんと心に染みるラブストーリー。

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